- 2010-08-02 (月) 23:58
- 写真
森山大道さんが「我が愛」と語ったこの北海道を舞台に、足掛け3年に渡って開催されている個展『北海道』。真ん中の年の今年は「展開」と題し、合わせて6つの会場で開催されていきます。
その最初となる札幌宮の森美術館での第一期の展示。最終日になってしまったけど、見てきました(作品を入れ替え、第二期は5日から9月20日まで)。
今回最初の展示室を飾るのは、咋冬からこの春に掛けて旭川・東川で撮り下ろされた新作!
この春の東川での「序章」最後の展示にもあった、カラー/フルデジタルで制作された作品群。でも、そこから濃密に放たれる大道さんの”現場主義”、”瞬間主義”は、筆を変えてもやはり変わっていない。
東川展を前にこの宮の森美術館で開かれた講義で、大道さんはフィルムであれデジタルであれ、立ち止まる時間があるなら撮れ、という話をされました。
ベースにある、フィルムのコマにその瞬間を焼き込んでいく、街をかすめ取っていくスタイルは、シャッターを切ったあとにモニタを一瞬覗き込む姿(今作を撮るにあたって同行したスタッフが撮り下ろした映像にあった)になっても、やっていることは変わっていない。
もちろん、大道さんは誰よりも銀塩、モノクロを愛していることは間違いないでしょう。でも、その上に立っているからこそ見えているものがあるのだ、と僕は感じました。
30年前、たった3ヶ月の札幌在住で撮った膨大なショットの一部も、今回もありました。
いよいよ小樽でも展示が始まりました(運河プラザでは22日まで、文学館ではあす3日から29日まで、喫茶フリーランスでの自選展は22日まで)。僕が一番見たかった、大道さんの小樽。
今年の6会場も、全部見に行きます。
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