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今年はラジオが大きく変わる!はず。【前編】

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ラジオ大好きな僕にとって大きなニュースが、最近立て続けに聞こえて来た。

ひとつめは、東京と大阪の民放AM・FM・短波13局がインターネットでのサイマル(同期・同時)放送に踏み切るという話題。
来月から共同のWebサイトを通して放送を始める。Flash形式なので当面はパソコンのみ(つまりiPhoneでは聴けない)。一部のスポーツ中継などを除き、地上波と全く同じ番組を基本的に楽曲・CMも含めて流すようである。
>> http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100210/212732/

よくぞ決断した、と思う。広告収入が落ち、特に若い世代がラジオを聴かない、レシーバーさえ持っていない、聴き方を知らないというショッキングな現実に直面して、たとえ大規模な局であっても守勢にあるラジオの現状からの脱皮のため、重かったその腰をついに上げたという見方もできるが、とかく諸々の権利処理が難しい日本の放送の世界で、風穴を開ける出来事ではある。

僕はWeb上でイギリスのFM局のサイマル放送をよく聴いている。BBC・民放問わずやっているし、当然楽曲や民放のCMもすべて流れてくる。
ラジオの一番の良さは、その各地にしかないローカライズされたコンテンツ…当然、各局のステーションカラーやDJ、選曲、CMに至る全てである…だと、中学生で真夜中に遠距離受信でいろいろな地方の番組を聴いて以来ずっとラジオが大好きな僕は思っている。

しかし今回の13局の取り組みは、IPアドレスから選別する方法によって、当面各放送エリアの人しか聴取できないようなのだ。
せっかく全国、全世界にリスナーと広告効果を広げられるというのに、自分で首を絞めてどうする、と言いたい。確かに日本に限らず多くの国でエリアごとに放送免許を交付することを基本にしていることで、越境は放送局の縄張りを無意味にするし、何よりこれで地方局はますます苦しくなるという意見も内部にあるようなのだが、もともとラジオはテレビの比じゃないくらいにローカルメディアなわけで、在京・在阪の局も地方局のお株を奪うなんてことは考えてもいないことは明確だろう(だって彼らもそれぞれの”地方局”なのだから)。
地方のラジオ局はもともとテレビほどの上意下達ではないし、むしろ独自の番組で勝負している。コミュニティFM局は数年前から大同団結して「サイマルラジオ」という名で権利処理などを一括して行った上でWebでの同時放送を実現している( http://www.simulradio.jp/ )。
県域のラジオ局も、ようやく同じ条件でどこへでも自分たちの”電波”を出せる、千載一遇のチャンスの到来なのだ。少しでも早く、全国・全世界で聴け、モバイルでも聴ける環境を実現して欲しい。

幸いにして、ラジオはWebとの親和性がとても高いメディアである。それもTwitterが出て来てなおさらにその距離が近づいたように思う(うまく活用している番組もいくつもある)。もしかしたら前述のレシーバーを持っていない層も知らず知らずのうちにラジオに触れている。
その新しいラジオの聴き方や聴かれ方に大いに期待したい。とともに、小さなレシーバーで電池一本あれば聴けるというラジオの良さも改めて知られて欲しいと思わずにはいられないのだ。

もうひとつ、自分にとっては結構大きなニュース、それもちょっと寂しいニュースも聞こえてきた。
それは後編で書こうと思う。


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Comments:2

けんいち@びふか 10-02-14 (日) 20:30

初めまして。
ツイッター経由で来てみました。
元々はPerfume関係だったような・・・。
トゥワーの札幌公演にも行きます。
よろしくお願いします。
仕事しながら(酪農家です)ラジオを聴いていることが多いので、この話題は興味深く読みました。
大抵はSTVラジオをよく聴いています。
土曜の9時間番組・日高晤郎ショーは以前、インターネット放送(事前受付で人数を限定)をしていましたが、機材等の理由で取りやめになりました。
本州や海外で聴いていたリスナーにとって、とても寂しいことだったと聞いています。
サイマル放送で、全国のラジオ局が世界中どこでもネットで聴けるようになって欲しいです。
それこそ大げさかもしれませんが、「文化の発信」ということにもなるんじゃないのかな、と思います。

Yuuki URYU 10-02-16 (火) 2:02

>けんいちさん
はじめまして、「豊平橋停留所」へ、ようこそ!
美深で酪農をされているんですね!
農家の方々にとってラジオは生活とお仕事のリズムを知る大事なツールだとよく聞きます。気象などの情報も流れますし。
晤郎さんは生活のサイクルが変わってしばらく聴いていないのですが、以前から限定でネット放送をやっていたことは先見の明があったなぁと思います。
ここで僕も書いたように、ラジオはそれぞれの地域の文化が見えてくるメディアだと思います。
全世界のラジオがサイマル放送で聴ける今、昔の遠距離受信が懐かしく思えるとともに、すごい時代になったって思います。本格的な全国でのサイマル化が楽しみです。
トゥワーat札幌、遠くからの参戦ですが、お気をつけておいでください!

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