【a little bit of city】公衆電話室

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今日は街ネタ、小ネタ。
以前にも時折上げていたのですが、街で見つけた小ネタ的光景をシリーズ化しようと思います。
題して”a little bit of city”。

一発目は、毎日のように歩いている道で見かけたもの。
ここに電話ボックスなんてあったかと気づいたのは、雪で歩道の標高が少し高くなっていたからなのかは分からない。
人より持つのが遅かったとはいえ、ほとんど掛かって来ないとはいえ(笑)、携帯電話を持つと本当に公衆電話と疎遠になる。万が一のためにと、50度数のテレホンカードをかなり前にもらって以来一枚必ず持ち歩いているが、幸か不幸か未だに使ったことはない。

さて、その電話ボックスのドアの上に、だ。
『公衆電話室』
いったいいつの時代だと。
本邦初の電話ボックスの扉には「自働電話」と書かれていたというが、それとたいして変わらない呼び名なのではないか。もしかしたら電話ボックスの正式名称はこれなのだろうかと調べてみたが、それらしい記述には出会わなかった。

僕が思うに、携帯が現れるまで主に歓楽街とその周辺の電話ボックス内におびただしく貼られていたピンクビラへの対策として”ここは電話室ですから、広告行為をしたものは法により罰せられますよ”ということを明示するために貼られたものではないかと推測される。現に隣の面には注意書きが貼られている。ここには”電話局”の名称があるから、NTT時代でもかなり以前に貼られたものだろう(今は支店・営業所と呼んでいる)。

果たしてこの『公衆電話室』から、現在一日に何人が誰かに電話を掛けているのであろうか。
電話室という響きには、ある意味携帯よりもよりパーソナルでプライベートな空間の印象がある。
ガラス張りで全方位からそこで電話をしている姿が見えるのにそう感じるのは、携帯でところ構わずここではないどこかの誰かと話をしている現在の僕たちの姿があまりにも日常の光景になり過ぎたこととの対比がこの”電話室”にはあるからだ。
電話を掛けることがどこか特別だった最後の時代を見ている僕だからそう思えるのかもしれないが。

(札幌・南5条東1丁目にて)

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