青山ブックセンター、閉店!

040717-p01.jpg

仕事帰り、携帯でニュースをピコピコと見ていたら、こんな見出しがあった。

『青山ブックセンターが営業中止 おしゃれな店づくり定評』

えっ??? 思わず声を上げてしまった。
書店員ならずとも、写真集やアートな本が好きな人にとってはあまりにも有名な、東京の書店。人呼んで[ABC]。僕も東京時代は他店でありながらしょっちゅうお世話になり、青山の本店や六本木店(朝5時までやっていた)なんて、一度入ったら何時間も出て来れなかった。
そりゃ目を疑うよ。まさかあんな特徴ある棚作りが売りの書店がつぶれるなんて。会社のサイトもとっくに閉鎖され、Webの各ニュースサイトでも大きく取り上げられている。
なんでも、芸術書の低迷が業績を悪化させ、商品を納めている取次(要は問屋である)がABCの破産の手続きに入ったというのだ。
今までにも取次が引導を渡して息の根を止められた書店はいくつもあったが(---説明しよう。仕入れた本の代金は取次を通して出版社に払われるわけだが、それが立ち行かなくなると当然取次は書店に本を送らない。ということでつぶれる---)、まさかあのABCまでもが……。
独自のルートで仕入れたここでしか手に入らないような本も多く、こればかりは僕の棚作りもかなわんと、いつも度肝を抜かれるような棚だった。それだけ、芸術書、写真集と言えばABCだったのだ。
最近東京には、まさにセレクトショップのような書店がどんどん産声を上げている。ABCは、まさにそのはしりだった。
なんとかどこかの勇気ある書店がこのコンセプトごと買い取って再生させてくれないものだろうか。ウチの会社は無理かもしれないけど(^^; このまま「あぁ、そういえば昔、ABCなんて本屋があったね」なんて過去のことにするには、あまりにも惜しい。

Myblog japanで[青山ブックセンター]を検索。こんなにも出てきます。これはある意味、アートカルチャーの一大事件だと思う。

業界紙「新文化」より、ABC最後の日。
僕も本屋の撤収作業には加わったことがあったけど(移転のため)、ここにある本はどこへ行ってしまうのだろうか。本は人の目に触れ手に触れてこそ、本。遠くないいつか、またこの本たちがひとつ屋根の下で日の目を見ることができますように。
それにしても、残念という言葉で片付けきれない。悲しい……。

■僕の本家サイトのコラムにも、ちょっと長い文を書きました。よろしければ、そちらも


You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.